nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

そう言うあなたこそ

家庭に急須が無いとの記事や報道を目にしますが歴史を振り返れば、品質の良し悪しを別にしてここまで急須があまねく家庭にある時代の方が珍しいでしょう。

低価格であれば100均のお店でも急須の様なものは手に入りますし、納戸などを探せば頂き物としてそのまま眠っている物があるかも知れません。

少なくとも、日本においては平型急須の様な形を目にして、急須であると即時に判断出来る方ばかりです。急須を知っている人が如何に多いのかが窺われる事例であり、この文章を読んで何故と思われることがその解でもあります。

使っていれる楽しさと美味しさの発見を地道に伝えることです。生産者、販売、研究者も含めて諸々が日々使いもせず、飲んでもいない物を売ろうなどとするのがそもそも間違いなのですよ。

急須が家庭にの言葉を発する者ほど急須を使ってもいないし、お茶をいれてもいない節が見られるのは皮肉なものです。