nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

2017-09-01から1ヶ月間の記事一覧

無責任の発露

この際、ハッキリさせよう。 茶に関しての品質や価値判断を美味しいや不味いといったあやふやな感覚でしか出来ない一般の消費者を巻き込み、評価をさせて商品価値を付けようとするようなイベントや試みは無責任の発露。 評価や拝見は栽培や製茶についての知…

効率と呼ばれる針の穴

便利な世の中です。インターネットを通じた連絡や交流は数百キロ、数千キロの距離を一瞬に縮めます。インターネットと言わずとも、電話でも連絡は事足りて書類も郵便で送れます。 仕事の効率で考えれば既存の取引先数件へ早朝からクルマを走らせ、それぞれに…

値段分の満足と品物

常滑焼の急須を見ていて思うのは、大人の買い物としてこんなに手軽に満足度のある品は他に無いのではないだろうかです。 工作機械による製造ではなく、ほぼ100パーセント職人のハンドメイドで価格は3万円程度で手に入ります。 その金額で手に入る消えモノで…

物語も味のうちだけど

私の様な商いをしていますと、お客さまがご自分の買われたお茶などをお持ちくださる事があります。その中で最近、気がつくのは産直品の物語だおれのお茶です。 有機、最古樹、新月、満月といったコピーが躍りますが品質チェックが出来たならとてもその名で販…

日本茶の特徴

日本茶の大きな特徴は何か?歴史を振り返って考えると、製茶の機械化と気づきます。 特に揉む工程は茶葉をひと固まりで一度に処理をするもので、流れ作業では行い難い仕事です。手製茶で考えると手で扱える量がそのひと固まりになります。このような仕事は全…