nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

手順の一歩先へ。

「お茶をいれる」のに大事なのは何か?

何g、何℃、何分といった手順をなぞるのではなく、先ず最初に「どんな香味にいれるか」をイメージして、そうなるようにいれるのです。

抜栓して注げば完成のR.T.Dと異なり、狙った香味のお茶をつくる事が出来なければ、マリアージュも何もあったものではないでしょう。

再現性を高めて、狙った香味の一杯の茶を作ること。

0.5煎なのか、0.8煎なのか、1.2煎なのかをコントロールする、それを考えられること。

煎を重ねて、香味が変化する茶ならではの面白さはここにあります。

そして、狙いに対して、茶や品種、急須や器を選ぶのです。