nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

物語も味のうちだけど

私の様な商いをしていますと、お客さまがご自分の買われたお茶などをお持ちくださる事があります。
その中で最近、気がつくのは産直品の物語だおれのお茶です。
 
有機、最古樹、新月、満月といったコピーが躍りますが品質チェックが出来たならとてもその名で販売する事ははばかられるような物が多過ぎるように思えます。
 
物語も味のうちですが、やはり、最も大切なのはコピーと内容が釣り合っている事です。
 
摘期を逸した荒茶紛いの製品や、葉痛みや殺青不良の茶などが過剰なコピーで販売されているのを見ると 生産者が製品の拝見をし、どの様な品質であるのかを自ら確認出来るだけの能力を持つのはそんなに難しい事なのかと残念になります。