nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

ビビったら負け

過日、お客さまとの会話。
妄想に近い位のイマジネーションとビビらない事がお茶を上手にいれるのには大事です。
さて、妄想とすると何ですが、サイエンスフィクションの領域なのでしょう。拝見や観察を続けて行く中で、視覚情報と官能を組み合わせながら、茶葉の細胞から浸出液が滲み出る様子や、茶葉の間を茶液が通り抜けながら茶漉し、注ぎ口までに到る様子が想い描ける。
映画などの映像表現も一助となっているようにも思います。
ビビったら負けというのは、緊張したり、空回りではお茶は美味しくはいれられないものという意味です。

茶葉を選んで、条件を整えたら自然体で邪魔をしないことですね。その条件でしか、お茶ははいりません。
待たなければいけないのに待てなかったり、行き過ぎてしまったり。
難しそうに思えるかも知れませんが、茶葉を見ていればわかるものです。そして、わかるようになる為に考えたり、経験を積んで自分の一部にしていく。

たかがお茶ですが結構、面白いものです。