急須が無ければバケツでも美味しくいれてみせるサ♪
私はお茶屋なので仕事柄、お茶をいれるのが上手な方です。当然と言えば当然ですが、
お茶をいれるのが下手なようでは料理が下手な料理人と同じでそもそもそれを仕事としてはいけないのです。お客さまの事を考えれば厳しい話しでも何でもありません。
急須などに茶葉をいれる時にどの様な茶葉をいれるのか、から始まり、急須の中で茶葉がどの様に動き、茶液が出て来るのかがイメージ出来ています。
それが出来れば実は急須でなくともそれなりにお茶を美味しくいれる事は可能です。
以前に「急須が無ければバケツでも美味しくいれてみせる。」と豪語していた知人がいましたが否定はしませんでした。何故なら私にも出来るからです。
そうなれたのは、やはり道具の助けがあったからです。何事も成功例があってこそ、失敗からの学びがあり、でなければ迷走するだけです。
確かに必要に迫られればバケツでも美味しくいれられますが、手元にある道具は良い品ばかりです。持っている急須の点数はきっと軽く三桁でしょう。一般の方は多いように思われるかも知れませんが20年近く商いをしていて急須を扱っていれば不思議ではない数なのです。