nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

茶業者となって

茶業者となってやらなくてはいけないと思ったのは、お茶の事を分かるようになろうでした。

資本力など無く、近しい人たちの縁故に頼るような商いで売上が少ない事に焦りや怖さを感じていました。

でも最後に必要になるのは得た知識を伝える事とそれに支えられた自信、更なる知識を積み重ねる勉強の繰り返しが自分の未来を作ると闇雲に信じていたように思います。

多くの人に学び、学んだ事を礎にして推論をし間違えて恥をかいてもやり直しをする繰り返しでした。

惜しげも無くアイデアや知識を伝えますねとも言われますが、人から聞く知などは全て過去の事です。私程度の者の言葉など然したる意味は無く、それを元に自分ならではの何が出来るのかこそが大事です。惜しむ理由などはありません。

先人の誤りも知識のひとつであり、それに責は無く、何故それに到ったのかを知る事に意味があります。

持ち前の運の良さも手伝ってか取組先にも期待を頂けるようになり、最近は及ばずながらも後進の手助けが出来るようになりました。

時間は掛かりましたがやっとスタートラインからサーキットを見ている気分です。
これも皆さんのおかげです。
ありがとうございます。