nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

玉露、碾茶、 抹茶

昨年来、玉露碾茶についてを考えていますが特に玉露と煎茶の区別は栽培方法であり、その栽培の環境にこそ茶種の違いがあるのだと思えます。

栽培環境が茶種を分けるのであれば、化学繊維を使用した遮光とよしずや藁を使用した遮光では被覆下の気温(化学繊維下は温度が高く、天然資材の場合は気温上昇が押さえられる。)や湿度も異なるので同様の製品とするには無理があるとするのが正しいのに、それを示せないのはやはり、欺瞞なのでしょう。

海外での抹茶(碾茶)の生産についてのニュースも耳にする昨今、被覆茶の産地の方々にはその点も含めて、明確な違いについてを伝えて欲しいものだと期待します。

そして、どうせ分からないだろうと、粉末煎茶を抹茶と称して国内外に販売するのは余りにも無責任で守銭奴の行為としか私には思えません。