nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

可能性

師走。

旅の出掛けにどんなお茶を持っていこうかと思い、自然に手にしたお茶。
 
お茶好きな友人が、私が初めて日本茶を飲んだ年なんですと嬉しそうにしていました。
 
同席した茶に通じた武道家が丁寧にいれたそのお茶はおだやかな風味と共に大切な時の流れを感じさせる一服となりました。
 
日本茶のビンテージを最初に想い描いた事よりも、楽しい出来事が未来にはありました。
 
私は最後に出来たらいいなと思っているお茶の姿はあるのです。理を重ねて重ねて、そして、それらを省けるようになった先に、まあ、お茶でも飲もうと一杯の茶をいれられるようになること。
そして、それが出来るようになった時、自分にはどんな茶の世界があるのだろうかとも思います。
 
その言に、茶道家は喫茶去なのかも知れませんねと。
 

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