nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

してやったり

お茶と急須は両輪の間柄ですので急須のご紹介もしています。中でも近年の注目株の平型急須は好評です。平型急須は常滑で不出来なコピーも出始め、してやったりの気分です。

さて、様々な意味合いやコンセプトが織り込まれた常滑焼平型急須。
一般の方はその低く底面が平らな形が気になる急須ですが、写真の様な茶葉を見る姿に既視感を覚えるのは茶業者の方々でしょう。

そう、審査道具の拝見茶碗(審査茶碗)です。

炻器の特徴や浸出条件は勿論ですが、意識したのは「茶葉を見やすいカタチ」です。コンセプトの中にあるひとつ、それは拝見茶碗の様に。湯のなかで見られる三次元の立体的な景色。
お茶を見る、拝見するのはお茶の面白さ楽しさを知ることにも繋がります。

お茶をもっと楽しく、美味しく、面白くこそが平型急須の大きなテーマなのです。

 


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