nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

世界の縮図

きっと多くの人が自らのフィールドでは気づいている事と思うのですが、仕事としているからといって、その事の専門的な知識を有している訳でもない事。雇われている人であれば尚更である事。

自分のいる場所は世界を形作るもののひとつであって業態が変わっても大きくは変わりません。

例えば、生産者を含めた茶業関係者であっても茶の専門的な知識を持っているわけでは無いのが現実です。茶器問屋や販売店であっても同じです。既に出来上がった環境でのルーチンワークになっているのも理由のひとつで、儲かった時代があって出来た仕事は往々にしてそうなりがちです。

どの分野であっても、分かりたい、知りたい、もっといいモノをと思う気持ちを持ち続けない限り、専門的な知見や技術を有する者にはなれないのです。
 
及ばずながらと日々、学び過ごしても、向こう岸は霞んで見えないものだなと苦笑いするのが常であり、ゆえに面白いのです。
 
きっと何事も同じなのでしょう。