nishikien’s blog

お茶に纏わる事柄をつらつらと。

途切れることなく

昨夜半、打ち合わせの電話。そろそろお金のとれるお茶のいれ方に踏み込んでみように始まり、気がつけばの昔話に。

風景の中にまだ紺色と緑の人民服と自転車が溢れる頃、哈爾浜で日本茶をいれた時の記憶や、家の近くに出来た蕎麦屋に足繁く通った事、品種茶を扱う事になった経緯など。

人との出会い、別れ、縦糸と横糸が絡み合うような出来事の先に今があり、全てが繋がっているのだと。そして、繋がっていると言えるような選択をしてきた事、それが出来た僥倖。

物語のようで不思議な縁だと思います。

本当にそうだね。これもまだ道の途中だよ。私より若い君は更に先へ行っておいで。
この出会いが幸運なのか不運なのか私には判断出来かねるけれど。

ともあれ、やれることをして、そして出来ないことは出来るようにしよう。詳細はまた。

ありがとうございます。お願いします。

礼の声が耳に届き、電話を置いた。

ふと、私が茶に関わった際に決定的な人との出会いがあったのは彼が私と同い年の時だったと思い当たった。
面白いものだ。